読み書き引きこもり

書く練習をかねて。

3月に新発売されたコンバースは、えんじ色。軽さのない色使いで春らしく装うには?

春の新作なのに。
すかっとした赤でもなく、パステルカラーの赤でもなく、くすんだような暗い赤のようなえんじ色。
つま先がいつもの白ではなく、アップサイドモノカラー(アッパー同色)だし、ところどころ黒いし。
秋冬っぽいというか、重いです。


春さがありません。
しいていうなら、つま先がピンクだから桜や梅を思い起こさせるでしょうか。
どうやって春アイテムにするのでしょう?
ルックブック(カタログ)のコーディネート例です。

ルックブック(110%拡大)


なるほど、そういうことですか。
ポイントを探ってみました。



4人の共通点

靴の赤と黒はアクセント。
白っぽくて抜け感がある。
薄いグレーが軽さを醸し出している。



メンズとレディースの違い

メンズは、靴が鮮やかな水色や赤い服の、引き立て役になっている。
レディースは、靴の赤と同系色が、白い服のアクセントになって主張している。



メンズ・左側


鮮やかな水色と、やや薄いグレーが春っぽい色使い。
グレーが薄いので水色が引き立ちます。

ニット帽がなくても赤青白のトリコロールでまとまるはず。
でも、それなら、普通の赤のバッシュの方がキレイ。
水色と赤は補色の関係で相性がよいのですが、この暗い赤と明るい水色ではトーン(色調)が合いません。
靴の方が重い感じがします。

これを中和させ、この靴のよさを引き出すために帽子があります。
帽子は靴と同じ配色、同じトーンです(黒地に赤と白のボーダー)。
上下に重いトーンを置いて、軽いトーンを挟みこむことで全体が引き締まってみえます。

また、帽子が黒基調なので、全体をみると黒、グレー、白の明度のグラデーションになってきれいです。



メンズ・右側


靴の赤を、服にもたっぷり取り入れつつ、爽やかな感じも出しています。
鮮やかな赤に対して黒は引き立て役。

鞄がもし黒一色だと平凡です。
動きと軽さをつけるのに、ボーダー柄ということでしょう。
(ストラップと、鞄のヘリが三角形を描いています。計算された構図。)

3種類の赤と、白黒灰が二つのグラデーションになってまとまり感があります。
ほとんど白のグレーが絶妙で、春らしい柔らかさが出ているように思います。

左の男性と右の男性の違いは、左が性格の違う一色を足しているのに、右はそのままです。
左と右で白灰の面積比が逆になっています。



レディース・左側


白の面積を大きくとることで、春らしさを醸し出しています。

蝶ネクタイは赤地に黄、ラケットは光沢のある朱色と黒で、どちらもどぎつい色使い。
靴下の太い二本線も目立ちます。
口紅も赤です。
いろんな赤があることで、靴の赤が映えます。
赤のグラデーションになって、靴の重い赤が活きています。

蝶ネクタイの柄が黄色なのは、アクセントの赤をより一層際立たせるためです。
赤と黄色を合わせるとインパクトがあります。
でも、少しでいいのです。
右男性のように、ミニマムな色使いにして、同じ表現のペアとして見せたいから。

ニットの帽子は白黒ですが、遠目でみるとグレーにみえます。
グレーであることで、靴の黒との統一感に加え、春らしさ、軽さがでています。



レディース・右側


白いハイソックスをはくことで、白が基調であることが強調されています。
パステルカラーの花柄のスカートがいかにも春らしい。
グレーも明るいので、トーンがそろってきれいです。

このままだと、靴だけ浮くでしょう。
靴の赤と同色のセーターのVが、アクセントになって全体が締まって見えます。

女性二人はお揃いですが、左男性ともお揃いになっています。

関連記事:コンバースの特価3,990円はウソ?どこでも同じ値段。アウトレットでも変わらない