読み書き引きこもり

書く練習をかねて。

援交はこうやって捕まる。きっかけは少女の補導から

メガネの端に指をあててこちらを見ている禿の男性の写真

エンコーでタイーホ、タイーホ!
あぁ、またかよそのニュース。
今日はどこの誰やねん。
アホやのぉ~。

けど、警察はどうやって援交オジサンにたどり着くのよ?

補導が発端

エンする子はしない子に比べると、他にも好ましくないことをしがち。
深夜の徘徊、家出、万引き、薬とか。
そういうことを繰り返していると、自ずと警察のお世話になるもの。

例えば、女子高生が深夜に徘徊中、警察に補導されたとしよう。
署に連れて行かれて、女性警官に援交の経験はないか尋ねられる。

「援助交際は犯罪です。援助交際は、買う男性がいけない。だからあなたは被害者なんですよ!」

と、いって法律の条文を見せられ、なんでも相談してほしいと迫られる。

さらに、親には絶対に言わないからと協力を求められる。

巧みな尋問

実は、彼女に援交について話す義務はない。
黙秘権があるし、深夜徘徊とは別件なんだから。

でも、相手はプロ。
口は優しくても雰囲気、威圧感はそうとうなものらしい。
取引きに応じないと怖いよってわけだ。

結局、自分は咎められない、ちゃんと答えたらさっさと帰してくれるんだという心理にもっていかれて、ポロッと言ってしまう。
オジサンと交わした黙っててあげるから、という口約束は空約束になり下がる。

記憶の掘り起し

一旦経験ありと言ったら徹底的に調べ上げられる。
持ち物検査で中心になるのがケータイやプリクラ。
着信履歴やメール、電話帳をチェック。

男の名前、年齢、職業、住まい、体の特徴、何がきっかで知り合ったのか、どこで会ったのか、何をされたのかなど細かく質問される。
本人も忘れているような記憶を掘り起こすのが目的だ。

虚栄心からか安心感をもたせるためか、自分のことについて本当のことを言ってしまうオジサンが意外といる。
聞いたこともない中小企業より、大企業や教師や公務員のほうが記憶に残りやすいもんだ。
少女は、そういう人のことを喋りやすい。

少女との約束

こうやって情報収集された後、翌朝彼女たちは家族に引き取られるわけだが、警察は援交について本当に親に黙っておいてくれる。

その後、警察は聞き出した情報の中から立件できそうなものを選んで捜査に着手する。

電話会社が協力

少女の通信記録を手掛かりに、電話会社に「捜査関係事項照会」で問い合わせれば、男の居所がたどれるかもしれない。
普段使いの携帯電話で連絡をとりあっていたのなら、名前も住所もすぐ分かる。

男の方のメールの内容、送受信先の相手、そういったことも、記録が残っていれば開示される。
おそらく、補導した少女の他に余罪はないかまで調べ上げられるだろう。
ダウンロード済みでも、記録はだいたい3か月程度は残っているらしい。

こうやってみていくと、警察ってすごいなと思う。
補導を発端に少女との関係を築いて、援交オジサンをジワジワ追い込んでいくのだから。

◎参考文献:『出会い系サイトと若者たち』 渋井哲也 洋泉社 2003
出会い系サイトと若者たち (新書y)