大抵の既製服は、生地の裁断は機械でしょうが、ソーイングは人力です。
つまり、手作り。
この製品は、ちょっくら個体差があるようです。
同じものを7着、ためしたところ
日本のメーカーなら、いまどきは中国や東南アジア、南アジアの若い女の子に、工業用ミシンで一着々々、縫ってもらってます。
もちろん、どれも同じようになるように丁寧にお仕事されているのでしょうが、人のやることですからどうしても微妙な差がでます。
先日、ユニクロの特別コレクション、JW ANDERSON(ジェイダブリュー アンダーソン)のデニムワークパンツをあれこれ試着してたときのことです。
僕も、見てくれていた彼女も、あれ?と、気づきました。
まったく同じ商品、同じサイズなのにけっこう差があることに。
それならば一番良いものをと思い、7着試したところ、このようなことに気付きました。
- 正面からみて股下がモッコリ生地がだぶつくものと、そうでないものがある。
- お尻のシルエットがきれいにでるものと、そうでもないものがある。
- 足がストンと長くてきれいに見えるものと、そうでもないものがある。
- 色目がきれいなものと、まぁまぁのものがある。
- ウェストのボタンが留めやすいものと、固いものがある。
特に気になったのは、一番目のモッコリです。
このへんですね。
股間ではなく、股下なのでお間違いなく。
どれにしてもよいに越したことはありませんが、モッコリは別格でちょっと無理。
かっこ悪いから。
ただし、僕からすればです。
ウェストが僕と同じでも、足の長さ・付き方・太さなどいろいろ違うので、他の人に当てはまるとは限らないんで。
試着しないで買うのはもったいない
考えてみてください。
これが、もっと手の込んだ工業製品だったらどうでしょう。
車なんか、1台あたり2万~3万点の部品を合わせて作られるそうですが、乗り比べることはなかなか出来ません。
試乗車がそのまま自分のものになるわけじゃないんで。
品質には問題なくても、多少の当たり外れがあるはずです。
この点、服なら「これ」を下さいと言えます。
僕は、いつもこういうことをするわけではありません。
ちょうどいいと思えば、いちいち同じのもを着たりはしません。
でも、なんか、ここへんだなというときは、迷わず個体差をチェックします。
ユニクロだって手は抜きません。
というか、このデニムパンツ、デザインや質感からいって信じられない安さです。
定価の3倍でもありです。
なのに、モッコリだなんて惜しいですからね。