読み書き引きこもり

書く練習をかねて。

読書メモ:のうだま2-記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!

前作の「やる気」よりもややっこしい。
詰め込みすぎかも。
でも、興味は持てる作り。
記憶について、日常レベルで役立つ情報に絞ってある。
もう、この件にかんして、他を読まなくていいかも。

hikifa.hatenablog.com

覚えるコツ

脳は忘れることが得意

短期記憶でキープできるのは1か月。
その情報を長期記憶に移せば長く覚えていられるが、すべての情報を移していたらすぐにいっぱいになると言われている。
だから、長期記憶の門番である海馬が、無意識に生きることに関して重要なものを選んでいる。
そこで、何度も復習したり、思い出したり、使用回数を増やすと、重要と勘違いして覚えてくれる。

そもそも覚えるとは

実験で、何度も電気で海馬を刺激してやると、脳神経同士の結びつきが強くなる。
この現象を、LTP(Long Trem Potentiation)と呼ぶ。
これが記憶の素。

実際の脳内では、思い出すこと、復習が、刺激になる。

復習回数を減らすコツ

①θ波を出す
θ波が出ているときは、LTPが起きやすくなる。
θ波は海馬から出ている。
好奇心が活発に働いているときや、場所を移動しているときに出やすい。
場所移動は、自分の足で歩くことがもっとも効果的だが、電車やバスでもよい。
移動しているという事実を脳が感知していれば、海馬はθ波を出す。

②扁桃体を刺激する
扁桃体は海馬と隣接している。
喜怒哀楽、感情が盛んなとき扁桃体が活動する。
するとLTPが起きやすくなる。

記憶にアクセスしやすくなるには

①繰り返し覚える
何度も繰り返しますが。

②関連づけて覚える
単独で覚えるよりも、いろんなものを関連づけて覚えるとよい。
テーマを木の幹と考え、それに関連することを木の枝のように広げて書いていくメモリーツリーは有効的。

記憶を定着させるには

①よく寝る
一般的に新しい情報を身につけたときは、その日、6時間以上眠ることが必要。
もし、眠る時間が少ないと海馬が情報を整理しきれず、整理しないまま無差別廃棄する。
数日のうちに消滅。

②分散学習
分散学習と集中学習では、直後のテストでは差がないが、長期的みると分散学習のほうが忘れにくい。

③覚えたら忘れないうちに寝る
そういう意味では、暗記に関しては朝方よりも夜型が効果的。

長記憶の種類

長期記憶には、経験記憶、知識記憶、方法記憶の三つがある。

方法記憶とはカラダを使って覚える記憶。
例えば、野球でボールを打つとか、自転車に乗るとか。
それは、無意識に作られ、一度覚えると忘れにくく強固という特徴がある。
この方法記憶にしても、回数は大事。
例えば、スイング改造。
回数をこなせば方法記憶が上書きされて、前のやり方から抜け出せる。

三つは発達する時期が違う。

  • 1歳ごろに発達するのが人間の生命にかかわる方法記憶(立ち方やご飯の食べ方といったこと)。
  • 3歳ごろから発達するのが知識記憶
  • 6歳ごろから発達するのが経験記憶

そうすると、こんなことが起こる。
3歳でハワイに行くと、行ったこと自体は覚えていないが(経験記憶)、ハワイで覚えた泳ぎ方は覚えている(方法記憶)。

また、超暗記小学生がいたり、小学校で九九を覚えたり、ポケモン150体が言えたりするのは、知識記憶が小学校高学年ぐらいがピークだから。
丸暗記勉強が通用するのは中学1,2年ぐらいまでで、高校受験以降は勉強法を変えないと覚えるのが難しくなる。

記憶力は衰えない

厳密にいうと加齢とともに僅かに衰えるが、普段の生活で実感するほどには「衰えることは全くない」と言えるそうだ。

でも、年をとって記憶力が衰えたと多くの人が実感するが?

それは、単なる気のせいだと言い切っている。
では、どうして思い出せないのか?

①脳に蓄積された膨大な量の情報を引き出すのに時間がかかるから
情報量が子どもとはくらべものにならないほど多い。
コンピューターでも、膨大な情報から検索するには時間がかかる。

②そもそも覚えようとしていない
子ども頃、テスト勉強で覚えることは簡単だったろうか。
覚えようとしてもなかなか覚えられなかったはず。
いまや、覚えようとすらしてないのでは。

さらにダメ押し。

③大人と子どもの時間感覚が違う
最近というといつか。
子どもの最近はせいぜい1週間、大人になると半年だったりする。
ど忘れの程度は年齢によってあまり変わらないが、大人のほうが回数が多く感じられてしまうのだ。

④ど忘れを大人は気にするが、子どもは気にしない
説明不要だろう。