読み書き引きこもり

書く練習をかねて。

引きこもりが交通費節約でランニング。靴代がないからいろいろ考えた

履きつぶしたアシックスのランニングシューズ

ずっと引きこもってます。
家から出れないわけじゃないけど。
働いてないからお金がありません。
交通費すらままならない。

それで走ることにしました。

運動音痴で舐められやすい貧弱な体型も、極端な運動不足による健康不安も、一緒に解消しようという一石三鳥のつもりで。

続いたのは、いい加減にやったのと、靴をどうにかしたから

あれから6,7年が経ちました。
気分が乗らず年に数回程度しか走らない年もありましたが、なんとなく続いています。

全力でやって嫌になるより無理せず疲れたら歩く、そんないい加減なやり方をしてきたのが功を奏したんだと思います。

加えて、もう一つ大きなポイントがありました。

それは靴です。

一度に数キロのときもあれば、10km、多いときには20kmを越えます。
週に数回走ると、マラソン1回分を越えることがあります。
走れば走るほど靴は消耗していきます。
でも、お金がないのでなかなか新しいのを買えません。

これからお話するのは、なんとかしようと工夫してきた記録です。

①安いスニーカーを履きたおす

はじめは、親にせびって、スーパーで安物のプーマを買いました。
ランニングシューズというよりはスニーカーです。
三日坊主で終わるかもしれない思いつきに(その可能性は十分にありました)、本格的なものが欲しいとはいいだせなかったのです。
もう30代も半ばでしたからね。 
親も大変な思いをしているのを重々承知していますので。
こいつを、これ以上は足がへんになるというぐらいに履きたおしました。

②アシックスの中級モデルで鍛える

アシックスのアウトレットショップ

次に、インターネットで稼いだ僅かばかりのお金で、アシックスのアウトレット店で中級モデルを買いました。
さすがハイテクシューズ。
前のとは雲泥の差。
見た目もよくなり、走るのが楽しくなりました。
しかし、買うときに店員さんが話してくれたより、かかとの減りがずっと早いのです。
最も走っていた頃ですが、それにしても早い。
貧乏人にはたまりません。

③ウォーキングモデルを代えの靴とする

一足だけでは長持ちしないので買い足すことにしました。
それで、前と同じ店にいったら、ウォーキング用の厚底モデルを薦められました。
走力があるので、ランニング初心者用の厚底モデルよりはよいのではないかと。

ところが、この3足目、走りにくいったら!
見かけはランニングシューズそっくりなのですが、走るとスピードがでません。
余分に時間がかかってしまいます。
歩くのに最適に作ってあり、走るのには向いてないようです。
疲れるし、気持ちが乗らないし、走っているときの爽快感に欠けます。
とはいえ、この靴も履きたおしました。

④サイズの合わないナイキが大ブレーキ

走る目的の第一は、交通費を浮かせるためです。
だから、普段着に着替えた後の服装との相性を気にします。
アシックスの靴はどれもガッツリスポーツ寄りのデザインで合いにくいです。
かといって、バックパックに替えの一足を入れて走るには靴は大きすぎます。
既に服でいっぱいだし、これ以上大きなカバンだと走りにくいし。

というわけで、今回はナイキにしました。
いつものアウトレットモールで。
でも、これが大失敗。
比較的ましなデザインで、お値打ち品を探したものの、なかなかサイズがなくて。
少し小さいのにしたのがいけませんでした。
それに、後から考えると大して服にも合ってません。
結局、安さに惹かれただけ。
これだから、中年引きこもり無職は…(´;ω;`)

履くのが苦痛になりました。
靴だけが理由というわけではないですが、靴の影響は大きく、走る回数がめっきり減りました。

⑤ゴム底補強材を使って再生させる

頼りは2足目の、かかとのすり減ったアシックスだけ。
靴を新調すればいいだけなのに、そのお金がありません。
親にせびることはもうしたくないし。

ここはゴム底補修材で凌ぐことにしました。
型枠やヘラが付いていて、手ごろな値段の「セメダイン シューズドクター N」を、東急ハンズで購入。
やってみると、かかとのクッションが戻ったような感じ。
少し汚れがつくと馴染んで見えてきたし。
これは凄いと思いきや、さほど長持ちしませんでした。
夏のアスファルトの道は酷だったようです。

たっぷり使っても、一回で溶剤を使い切ることはありません。
かかとが減ったら塗りなおせばよいのですが、形を整えたり乾かしたりするのが面倒。
結局、一回きりで止めました。

⑥走り方を変えてみる

本・ボーン トゥー ラン

ずっと気がかりなことがありました。
3足目を買いに行ったときに、店員さんが発した言葉です。

「確かにかかとの減りが早いですね。そのわりに、土踏まずより前の部分が減ってませんね。」

なぜ、そうなるのか。
走り方のせいではないか?
じゃあ、どうやって足を動かせばいいんだ?

糸口が見えないなか、本屋で山積みしてあるのを見かけたのがこれです。
BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”』。

足の前部分で着地する走り方、ベアフットラン(裸足ランニング)という走法が注目されるきっかけになった本です。
著者はアマチュアランナーでもある人類学者で、ふつうのランニング解説本とは内容がぜんぜん違います。

詳しくはブックレビューに譲りますが、この本を読んで自分の走り方の癖に気付きました。
極端なかかと着地で重心が後ろ寄り。
土踏まずより前を使ってないので蹴りが弱い。
そのため、走行距離の割に、かかとの減りが早く、前側の減りが遅いというわけです。

振り返ってみれば、小学4年生ぐらいまではつま先から着地していました。
なのに、着地するたびにパタパタと音が鳴るのをクラスメイトにからかわれ、音が鳴らないようにかかと着地に変えたのです。
また、本にも書いてありますが、シューズメーカーの宣伝効果で、足を保護するためにかかと着地が常識とあまりにも信じすぎていたように思います。

読後の興奮が冷めやらぬうちに、著者が推奨する走り方を真似てみたのですがうまくいきません。
要するに、短距離走のような走り方をすればよいのですが、勢いをつけずにそのような恰好で走るコツがわかりません。
一歩いっぽ、考えて体を動かすので、まるでリハビリしてるみたい。

少し慣れてきたので3駅ほど走ってみたところ、土踏まずの付け根のあたりを傷めてしまいました。
そんなこところ、傷めたことがなかったのに。
足に負担がかかりにくいのがこの走法のウリですが、今までと違う筋肉を使うため、無理すると最初のうちはこうなりがちなのです。
治っては傷めて、何度か繰り返しました。

⑦ローテクシューズで慣れる

コンバースのローテクシューズ

ベアフットランでは、ハイテクのクッションも、かかとに向かって高くなる傾斜も邪魔。
裸足のような状態が理想です。
裸足感覚シューズの火付け役、ナイキ・フリーと知名度の高さを競う「ビブラムの5本指シューズ」なんぞはまるで地下足袋。
地下足袋で走ることを楽しんでいる会もあるぐらいです。

アシックスはかかとが擦り減ってクッション性はほとんどありませんが、傾斜はあります。
そこで、試しに普段履きのコンバースで走ってみました。
裏を見れば、地下足袋となんら変わりませんから。
そしたら、いいかんじ。
考えなくても足が前に出やすいんです。

でも、クッション性の高いシューズに慣れ親しんできた現代人が、そんなに薄いソールでアスファルトの上を長い距離走るなんて無理があります。
足に自信のある人でも、ビブラムではそうそう走れません。

そこで、僕は何キロも走ることを諦め、コンバースを履いてちょっとした移動でも走るように心がけました。
まずは足を傷めずゆっくり慣れることを優先したんです。

一年ぐらいたってから、アシックスを履いて長い距離を走ってみたら、すっかりコツをつかんでいることに気付きました。
ちょっとずつのいい加減さ、サイコー!!

⑧裸足感覚のシューズを手に入れる

ナイキ フリーラン

年末に役所で事務系バイトをすることになりました。
靴がみすぼらしいため、そのことが気になってしょうがありません。
プライドだけは異常に高い僕なんでどうしても我慢できず、親に前借りして念願の「ナイキ フリー ラン+ 3」を購入。

不良品や手違いで、バイトには一度しか履いていけなかったものの、これから走るのが楽しみです。
ただし、ソールの減りが早いと聞くので、給料が入ったらシンプルな構造のナイキの復刻モデルあたりを買い足そうと思っています。
それなら、底がフラットに近く、ほどほどのクッション。
カジュアルな服装にも合いますから。

ナチュラル・ボーン・ヒーローズ 人類が失った“野生
クリストファー・マクドゥーガル
NHK出版
売り上げランキング: 212,435